デジタルサイネージを導入すべきか検討するなら、まずはデジタルサイネージとは何なのかという点を詳しく理解することが大切です。デジタルサイネージはIT社会ならではのよさを活かした、新しい広告形態の一つだと言えるでしょう。
こちらでは、デジタルサイネージ導入に失敗しないためのポイントとして、デジタルサイネージの特徴やコンテンツの種類、導入成功のポイント、費用相場についてご紹介いたします。
目次
デジタルサイネージとは?コンテンツの種類について
デジタルサイネージの導入を検討する際には、そもそもデジタルサイネージとは何なのかという点を詳しく理解しておくことが重要です。なんとなく言葉の意味は知っていても、具体的にどのようなメリットや活用方法があるのか、コンテンツにはどういった種類があるのかなど、わからないことも多いものです。詳細については理解を深めておかないと、そもそも導入すべきなのかも判断できないでしょう。
こちらではまず、デジタルサイネージの特徴とコンテンツの種類をご紹介いたします。
特徴
デジタルサイネージは、特殊な看板・ディスプレイであり、以下のような呼称もあります。
- サイネージ
- 電子看板
- デジタル看板
「電子看板」「デジタル看板」の名前からもわかるように、大画面のモニター・ディスプレイに広告を映し出すタイプの看板であるのが特徴です。ちなみに、サイネージ(signage)という言葉には、記号や標識といった意味があります。
デジタルサイネージのよさはなんと言っても、看板を逐一入れ替えなくても表示させたい写真やテキストを簡単に切り替えられることです。画面を通して広告を表示させるため、従来の看板と比べると、スムーズに別の画面に切り替えられるのは大きなメリットになります。この画面の切り替えはもちろん手動でも行えますし、時間経過に合わせて自動で行うことも可能です。
デジタルサイネージを活用すれば、広告費を大幅に削減したうえで、常に新しい情報を簡単かつ大々的に発信することができます。広告・宣伝のコスト削減、商品・サービスの売上アップを実現するには、近代的な広告形態の一つであるデジタルサイネージの活用が、多くの企業にとっては重要となるのです。
種類について
続いて、デジタルサイネージで発信できるコンテンツにはどのようなものがあるのか、種類について理解を深めていきましょう。発信できるコンテンツとして挙げられるものは、大まかに分けると以下のパターンがあります。
- 静止画
- 動画
- 音声付き(静止画・動画どちらも)
静止画の場合は、制作が簡単かつコストが安いという面でメリットのあるコンテンツになります。目立ちやすさは動画のほうが上ですが、落ち着いて見られるという魅力も静止画にはあります。また、設置場所の雰囲気的にちらちら動く動画はミスマッチの可能性もあるため、その際には静止画コンテンツのほうが好まれることも少なくありません。
動画には、周りの人の目に留まりやすいという最大のメリットがあります。人はやはり動くものに無意識のうちに注目しやすく、購買への直結しやすさも当然ながら静止画より動画コンテンツのほうが圧倒的に上です。制作費用は比較的高額ですが、目立ちやすさに期待するなら、動画コンテンツは積極的に採用するべきと言えます。
続いて音声付きのコンテンツは、静止画・動画どちらでも採用できます。音楽や音声メッセージ、効果音などで周りの人の注意をひきやすくなるため、より訴求力を高められるのがポイントです。場所の雰囲気との相性やコスト面には注意しなければなりませんが、デジタルサイネージでは音声付きコンテンツも積極的に検討するとよいでしょう。
費用相場もご紹介!デジタルサイネージ導入前に知りたいこと
続いてチェックしておきたいのは、具体的にデジタルサイネージはどれくらいの費用で制作・配信が可能なのかという点です。導入前はやはりコスト面の心配があるため、費用がどれだけかかるのか、相場や目安を知ってから導入すべきか判断したいという会社も多いでしょう。デジタルサイネージは長い広告の歴史の中ではまだまだ新しいものなので、なじみのない会社は慎重になるかもしれません。
こちらでは、導入成功のポイントを整理し、導入・運用における費用相場をご紹介いたします。
導入成功のポイントとは
導入に失敗しないためには、導入事例や具体的な活用シーンを確認しておくことが大切です。そのうえで、導入成功のために意識したい点を押さえて、広告配信を効果的に行っていきましょう。
活用シーン
デジタルサイネージの活用シーンや事例としてチェックしておきたい点は様々です。
- 建物の屋外大画面ディスプレイを使った広告
- 商品陳列棚において訴求力を上げる小さな画面の広告
- 店舗屋外に出す店内誘導を目的とした看板
- 社内における情報共有や呼びかけ・告知
- 大型施設内の道案内
このように、デジタルサイネージを使って商品やサービスのPRを行えるシーンは多岐にわたります。また、デジタルサイネージの用途は単純にプロモーションに留まりません。オフィス内では従業員に重要な情報を伝えるための掲示板の役割を果たしてくれたり、大型のショッピングモールや駅構内などでは道案内などのインフォメーションとして活用されたりすることも多いです。
このようにデジタルサイネージの活用事例や便利な用途を知っておくと、導入の際に活かすことができます。どういった使い方をしたいのかじっくりとシミュレーションしながら、導入を検討することが重要です。
導入の際には目的と理由を明らかに
導入に失敗しないためには、以下のように目的や理由を明らかにしておく必要があります。
- なぜデジタルサイネージを採用するのか
- なぜデジタルサイネージでなければならないのか
確かに、デジタルサイネージは便利でIT化の現代ならではの新しい広告形態ですが、明確な目的をもって導入を進めないと、結果として中途半端な効果で終わってしまう可能性があるでしょう。
デジタルサイネージを導入することでどのような広告効果が望めるのか、自社の抱えている課題の解決につながるのか、そしてほかの広告形態ではダメなのかなど、目的と理由を明らかにしたうえで導入計画を進めていくことが重要です。
導入・運用別の相場について
具体的に導入の計画を進めるうえで、コストの把握は必要不可欠です。デジタルサイネージを導入する際には、具体的にいくらの費用が必要になり、運用コストはどれくらいに収まるのか、あらかじめコスト面のシミュレーションも行いましょう。
導入費用
従来の看板と違い、デジタルサイネージには導入準備や工事が必要です。具体的には、以下の費用が必要になります。それぞれの費用について、目安となる相場を整理していきましょう。
ディスプレイ費用
広告を表示させるにはディスプレイが必要です。ディスプレイは大きさや機能性によって大きく費用が異なり、室内に設置するタイプのシンプルなディスプレイは、低価格のものであれば10万円以内で用意できることも多いです。
しかし、外部表示するための大画面ディスプレイは高い防水性能を備えているため、50万円以上もの多額の費用がかかることも珍しくありません。また、ディスプレイのみでネット接続が可能で、システムにアクセスできる高機能なものは、何百万もの購入費用がかかることも多いです。
セットトップボックス費用
セットトップボックス(STB)は、一般家庭にある録画機器と同じようなイメージで、動画や静止画をディスプレイに移し出すための機械です。クラウドにアクセスして動画の配信が可能な高機能セットトップボックスは、高いものだと10万円もの費用がかかることもあります。
コンテンツマネジメントシステム費用
コンテンツマネジメントシステム(CMS)は、配信する動画や静止画などのコンテンツを管理するためのシステムです。この導入には、一般的に毎月1万円前後の費用がかかります。
動画・静止画の制作費
通常の写真やイラスト、動画と同じです。しかし大画面ディスプレイで配信する場合はそれに合わせてコンテンツも制作されるため、通常は2万~3万円ほどの費用ですが、10万もの相場以上の費用が必要になることも考えられます。
導入工事費
導入にあたっては工事費も必要です。ディスプレイスタンドに置いて立てるタイプにするのか、天吊りにするのか、壁掛けにするのかなど、ディスプレイの見せ方は様々であり、それぞれに工事費が別途かかることが多いと言えるでしょう。特に、特殊な場所に設置した場合は、工事費が高額になると考えられます。
運用費用
導入費だけでなく、デジタルサイネージには運用費も当然ながらかかります。例えば、電気代、新しいコンテンツの制作費、保守費用、サーバー費用などです。超大画面のディスプレイを除けば、一般的にかかる電気代の月平均は数千円ほどでしょう。
また、デジタルサイネージを使えばコンテンツは頻繁に更新していくことが望ましいため、その分だけ制作費はかかります。その他、保守費用やサーバーの費用なども必要です。それぞれ毎月数千円ほどが一般的ですが、運用の際におおよそどれくらいの費用がかかるのか、あらかじめ算出しておくことが大切です。
ヴィジュアルファクトリーヴォルグは動画広告制作にも対応
デジタルサイネージは現代ならではのIT広告の一つです。コンテンツとしては動画も静止画もよく使われるため、広告形態の一つとして検討してみるとよいでしょう。特に動画の広告効果は高いと考えられます。
ヴィジュアルファクトリーヴォルグでは、デジタルサイネージのコンテンツ制作に対応しています。相場よりもお手頃な価格で提供していますが、オリジナリティを重視しこだわりたい場合は、別途費用追加の形で依頼に沿った制作を行います。動画制作会社をお探しの際には、ヴィジュアルファクトリーヴォルグへぜひご相談ください。
コラム一覧
デジタルサイネージで使用する動画作成をお考えならヴィジュアルファクトリーヴォルグへ
屋 号 | ヴィジュアルファクトリーヴォルグ visual factory VORG |
---|---|
設 立 | 2005年 |
形 態 | 映像制作プロダクション |
代 表 | 徳田真也 |
大阪営業所(住所) |
〒573-0084 大阪府枚方市香里ケ丘11丁目29−18−101 |
大阪営業所(TEL) | |
和歌山制作所(住所) |
〒649-6272 和歌山県和歌山市大垣内279−3 |
和歌山制作所(TEL) | |
和歌山制作所(FAX) |
FAX 073-460-1274 |
事業内容 | 映像コンテンツ制作 |
URL |